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小栗 英知; 奥村 義和; 宮本 直樹*; 草野 譲一; 水本 元治
Review of Scientific Instruments, 67(3), p.1051 - 1053, 1996/03
被引用回数:1 パーセンタイル:23.5(Instruments & Instrumentation)原研では、加速エネルギー1.5GeV、平均ビーム電流10mAの性能を有する大強度陽子加速器の建設を計画している。本加速器を用いて中性子基礎科学実験を行うために、ビーム貯蔵リングを加速器後段に設ける必要がある。そのため当研究室では、負水素イオンビームを生成するイオン源の開発に着手している。現在開発中の負水素イオン源は、体積生成型と呼ばれるもので、少量のセシウムをプラズマ生成室内に導入することで、高密度の負水素プラズマを生成する。また、7個のビーム引き出し孔から引き出されるイオンビームを静電レンズ効果によって、ある一点に集束させるという比較的新しい技術を用いることで、高輝度のビーム引き出しを目指す。本イオン源は、既に製作を終え、間もなくビーム引き出し実験を開始する予定である。
奥村 義和; 藤原 幸雄; 井上 多加志; 宮本 賢治; 宮本 直樹*; 永瀬 昭仁*; 小原 祥裕; 渡邊 和弘
Review of Scientific Instruments, 67(3), p.1092 - 1097, 1996/03
被引用回数:31 パーセンタイル:87.41(Instruments & Instrumentation)原研においては1984年以来、負イオン源の研究開発が精力的に実施され、1990年には10A級の負イオン源の開発に世界で初めて成功したのをはじめ、1992年には2A、100keVの重水素負イオン源、1994年には0.5A、350keVの水素負イオン源の開発に成功した。これらの成果をもとに、JT-60U中性粒子入射装置用の大型負イオン源が開発され、定格出力である、500keV、22Aの重水素イオンビーム生成を目指して調整試験が開始されている。更にITER用の負イオンNBIのために、1MeV、1Aの水素負イオンビームの加速を目指したMeV級試験体が製作され、加速原理実証試験が始まった。これまでに、JT-60Uでは340keV、3.6Aの重水素負イオンビームを、またMeV級試験体では700keVのビームエネルギーで加速電流0.23Aを得ている。
奥村 義和; 藤原 幸雄; 本田 敦; 井上 多加志; 栗山 正明; 宮本 賢治; 宮本 直樹*; 藻垣 和彦; 永瀬 昭仁*; 小原 祥裕; et al.
Review of Scientific Instruments, 67(3), p.1018 - 1020, 1996/03
被引用回数:29 パーセンタイル:86.27(Instruments & Instrumentation)JT-60U用負イオン中性粒子入射装置のために、500keV、22Aの重水素負イオンビームを10秒間発生できる大型負イオン源の開発を進めている。負イオンはセシウム添加体積生成型のプラズマ源で生成され、110cm45cmの引き出し領域に1080個の電極孔を持つ多孔型3段加速系で500keVまで加速される。全体のサイズは直径約2m、高さ1.7mである。テストスタンドでの負イオン生成試験と高電圧試験を済ませた後、負イオン源は中性粒子入射装置全体に装着され、500keVビーム生成試験に供されている。これまでに、340keV 3.6A(1.2MW)の重水素負イオンビームとしては世界最高の電流値とパワーを記録した。
横田 渉; 齋藤 勇一; 石井 保行; 奈良 孝幸; 荒川 和夫; Wu, Y.*
Review of Scientific Instruments, 67(3), p.977 - 979, 1996/03
被引用回数:1 パーセンタイル:23.5(Instruments & Instrumentation)放射線高度利用研究において必要性が高まっている、金属イオンの生成を主な目的としたECRイオン源を建設し、性能向上のための改良や運転を行っている。イオン源の主な特徴は、(1)18GHzのマイクロ波で高い多価イオン生成能力を持たせた、(2)共鳴磁場の2倍以上の磁場強度で2モードを可能とする、(3)ミラーコイル間にソレノイドコイルを置き、プラズマ形状を制御する、(4)種々の金属イオン生成装置を取付け易い単順な構造とした、である。イオン源および電源類の製作、搬入、設置は昨年2月に完了し、設計通りのミラー磁場が得られることを確認した。7月よりArイオンの生成による調整運転を続けている。多価イオン生成のためには真空度の改善が必要であることがわかり、プラズマチェンバーに真空ポンプを付加する等の改良を行った。その結果、Arまでの多価イオンを観測した。
齋藤 勇一; 横田 渉
Review of Scientific Instruments, 67(3), p.1174 - 1176, 1996/03
被引用回数:5 パーセンタイル:47.77(Instruments & Instrumentation)静電加速器の加速エネルギーを増加させることができる小型ECR多価イオン源を開発している。これをTIARA複合ビーム照射施設の400kVイオン注入装置に搭載することにより同施設において入手不可能な0.4MeVから2MeVまでの高強度重イオンビームを得ることができる。本イオン源は永久磁石だけでプラズマ閉じ込め用磁場を形成させ、RF電力もトランジスタ増幅器を用いることによりきわめて小型省電力となった。今回はこのイオン源の設計及びイオン源テストスタンド上でのファーストビーム引き出し実験について報告する。